東京大学は2010年8月24日付プレスリリースで、偏頭痛の新たな原因遺伝子を発見したと発表しています。
偏頭痛の原因としては、環境的要因のほか、遺伝的要因も強いことが知られていますが、稀な偏頭痛疾患において3種類の原因遺伝子が特定されるに留まっています。
今回、NBCe1と呼ばれる遺伝子の変異によって生じるナトリウムイオンと重炭酸イオンを運ぶ機能の低下が、偏頭痛を引き起こすことが突き止められています。